ジョン・スコフィールド、コンデミ、アルタード、スパニッシュ(1)

「 The Nag 」 における ジョン・スコフィールド の アドリブフレーズの一部をアナライズする。(スマホの方は譜面をタッチ、PCの方は譜面をクリックでクリアに拡大できます)

「 The Nag 」は、CD  ” Blue Matter ” の 7  曲目にある 。

この曲のアドリブフレーズの一部を抜粋して、アドリブにおける フレージング アイディア を探ることにする。

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ハンマーリングオン、プリングオフ、スライド、チョーキングの表記は煩雑さを避けるため省略。このページのコードはすべて Db 。

1 段目 1 ~ 2 小節。 1 小節の C# 音から 2 小節 3 拍最後の B 音まで  Db ミクソリディアン+b 3 でフレージングしている。 Db を Db7  と想定しブルースを弾いている。 2 小節 4 拍の C# 音から 3 小節 3 拍頭の A 音まで Db ディミニッシュ( C コンデミ)。ここは二つの考え方がある。ひとつは Db のトニックディミニッシュとする考え方。もう一つは C コンデミとし、この部分を C7 と考え、次の 3 小節 3 ~ 4 拍の コードDbを暗示させるフレーズ へ半音上行のドミナントモーション( Db = Fm と考え C7 - Fm と想定する )とする考え方だ。この Db  コード一発のパートをジョン・スコフィールドがどう考えているのかは想像するしかないが、モード(モーダルセンター)と考えた場合、アドリブフレーズ全体を眺めても、センターモードの特定がむずかしい構造になっていることから、このパートのシステムは、コード(Db)のあるトーナルセンターと考えた方がよいと思う。 3 小節 3 拍 C# 音、 B 音は Db7 が想定でき、次の C音で DbM 7 を想定させ、次のC#音でDb になる。

2 段目と 3 段目は繋がっている。 2 段目 1 小節。 C# 音から 2 小節 2 拍表の F# 音まで Db ディミニッシュ。2 拍裏の G 音から 3 拍表の G# 音までDb コンデミ。3 拍裏の A 音から、 3 小節 2 拍最後の A 音まで D リディアン7th 。この部分は D7 と考え、次の Db m7 を暗示させるフレーズへ半音下行のドミナントモーションとなっている。 3 小節 3 拍頭の G# 音から、 3 段目 1 小節 2 拍最後の C# 音まで Db フィリジアン。3 段目 1 小節 3 ~ 4 拍は、 Dbアルタードとなっている。

 4 段目1 小節。 2 拍裏の G# , F# 音は、次の G 音に向かうディレイドリゾルブ。 3 拍 G 音から 2 小節 1 拍裏の C# 音までDbディミニッシュ。 1 小節 4 拍最後の B 音は、クロマチックアプローチノート。 2 小節 1 拍最後の A#音から、 3 拍最後のC# 音まで Dbコンデミ。 4 拍目は全部 Db イオニオンまたは Db ミクソリディアンまたは Db リディアンまたは Db リディアン 7th 。

 5 段目 。1 小節のB 音から 2 小節頭の F# 音まで、 Bm(4) のアルペジオ。スケールは F# フィリジアン。 2 小節 1 拍 2 個目の A#音から 2 拍頭のF 音まで Bbm(4) のアルペジオ。スケールは F フィリジアン。 2 拍 2 個目の A 音から, 3 小節 1 拍表の E 音まで Eスパニッシュ。 3 小節1 拍裏の E 音から 4 拍最後まで Db ディミニッシュ。

 6 段目。 1 小節 C# 音から 2 小節 2 拍頭の F 音まで Db リディアン 7 th 。 2 小節 1 拍最後の F# 音はグリスノート。2 拍裏の E音から 3 小節 1 拍最後の F# 音まで、Dbドリアン。 3 小節 2 拍頭の D# 音から 3 拍表の C 音まで Db ディミニッシュ。 3 拍裏の D 音から 4 拍最後まで、 C リディアン 7th となる。

 

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