佐渡裕PMFオーケストラ(改)

佐渡裕PMFオーケストラ

 

2014年 11月 9日(日) AM1:00 ~ NHK Eテレで “ PMF 25年の響き 佐渡裕と音楽の未来たち ” を見た。その時の事を書く。

その中での レナード・バーンスタイン PMF オーケストラのリハーサルでの言葉。(番組中の字幕そのままだ。)

  1. もう少しだ!演奏以外の何かが見えてきたぞ。
  2. 美しい
  3. 心の中から、何か大きいものが出てきた・・・。
  4. これが、音楽なんだよ!単に音を刻むことだけじゃないんだ。

 

そして、番組中の佐渡裕の言葉。(字幕そのまま。)

  1. 生々しいものでつくりたいと僕はいつも思っているんですね。
  2. 瞬間瞬間に何かが鳴って、何かが死んでいくわけですけど、音楽っていうのは・・・。
  3. そうしたことの繰り返しが、ものすごく一回性のあるもの。だから、愛おしいし、はかないし・・・。
  4. そういうことを、においで感じながら感性で音楽をつくっていかなきゃいけない。

バーンスタインの言葉の ” 1 ” だが、 ” 何か ” という言葉を使っている。私の言っている ” 何か ” と同じかどうかはわからないが、言葉で表現出来ないものという点では一致している。それで、 ” 何か ” なんだが・・・。その ” 何か ” は、演奏とは切り離して感じている。 ” 演奏以外の何か ” と言う表現は、そのためだ。それは、メロディとか、強弱とか、ピッチとか、タイミングとかハーモニーとか、音楽の表面上以外のものであると言う事を言っている。 ” 美しい ” とも言っている。これは、音色とか、音のニュアンスなどを超越したものである。外見上整っていると言うことではない。ピッチが不安定とか、音が鳴っていないとかを超越した美である。きれいとは違う。ピッチが不安定で美しい音はあるし、音が鳴ってなくても美しい音はあるのだ。例えば、顔は整っていないが、美しいと言うのと同じだ。 ” 3 ” で  ” 心の中から、何か大きなものが出てきた ” と表現している。これを言っている時のオーケストラの音には、サラ・チャンのバイオリンの音と同じものが乗っている。(少しうすいが・・・。) この ” 何か ” を脳で感じる事が出来なければ、音楽は何もわからないのと同じことである。 ” 4 ” で、” これが、音楽なんだよ ” と バーンスタインは言い切っている。

そして、佐渡裕の言葉。私(筆者)は 20 代の時に、 ” お前の音は死んでいるんだよ。”  と言われた事がある。その時は、何の事かわからなかったが、今にして思えば、音に何も乗っていない、音から何も来ないという事なんだね。音に何かが乗っている状態の時は、音が次の音を決めてくれる。奏者がこういう風に弾きたいとかは、無視されてしまう。音が次の音を決め、またその音が次の音を決めていく。音が勝手に動き出している状態だ。音が生きているかの様な状態だ。 ” 1 ” の ” 生々しいもの ”  とは このことだと思う。 ” 2 ” で、また ” 何か ” が出てくる。 ” 何かが鳴って ” とは、 ” 何か ” は、実際に鳴っている音の中にあると言う事。譜面の中には無いと言う事だ。音楽において大事になものは、譜面ではなく、奏者の手の内にあると言える。奏者によっては、別物になってしまう。そして、” 何かが死んで ” で、何かとは生きていると言っている。 ” 3 ” では、 ” 一回性のもの ” と言っている。これは、音楽は再現は出来ないと言っている。即興演奏に限らず、どんな演奏も一回こっきりなのだ。” だから、愛おしい、はかない ” と言っている。 ” 4 ” で言っている ” におい ” は、感性を重視しろと言っている。

ショスタコーヴィッチ作曲、交響曲 第5番 ニ短調 作品 47  指揮佐渡裕  演奏: PMF オーケストラ

第一楽章   佐渡裕の指揮に対して、ストリングスが、かなりズレて(遅れて)いる。指揮が、ストリングスの遅れを考慮して、かなり早めに、前に、振っていると考えられる。実際に大きくズレている。例えば、コントラバスボーイング(ストリングスも低音ほど遅れて音が出る)。これは、非常に遅れて音が出る楽器だ。ピッチ・カートよりも遅れる。この楽器の場合、とにかく、弾くタイミングを早くするしか手は無いのだ。楽器は、どういうつもりで弾くかではない。どういう風に聞こえるかを基準に弾くべきものだ。だとすれば、たまたま、遅れるストリングスに出会った指揮者は、遅れる楽器で音を出すのと同様に、どういう風に聞こえるかを基準に、タイミングをかなり早めに出す、という考え方もあるだろう。指揮者にとって、オーケストラは自分の楽器なのだから。佐渡 裕が指揮をすると、オーケストラのリズムが良くなるのは、このためだ。オーケストラにとって、指揮者の力は大きい。そして、佐渡 裕か合奏のところでは注文をつけるが、ソロパートでは、あまり口を出さないのではないだろうか。ソロパートは本来 奏者の仕事で、指揮者が仕切るところではない。奏者に力が無ければ、それまでだ。今回のこの PMF オーケストラ、ソロ奏者の出来は総じてよくない。バイオリンソロがかろうじて良かったといえる位である。惜しいのはこのバイオリンも、ソロになると少し遅れる。ボストン交響楽団、ベルリン・フィルハーモニーに比べての話だ。ソロは奏者の仕事なので、指揮も軽く流している。他のソロ奏者も、遅れている。ピッチが甘い。バイオリン以外は音に何も乗っていない。非常にマズイことだ。ソロに比べて総奏(tutti)になると、指揮に引っ張られてタイミングが前に出てくる。そして、そのいつもと違った音の中にいて、音にも何かが乗るようになってくる。しかし、ピッチは変わらないだろう。総奏におけるストリングスのタイミングと音に何かを乗せるということについては、ボストン交響楽団に匹敵する出来だ。

  •  0.00  最初の音が出る
  •  1.04  日本人男性と、白人女性のファゴット。画面からわかるように、男性のタンギングの方が、早い。
  •  2.05  フルートのタイミングが少し遅れている。フィンガリングのタイミングからそれがわかる。
  •  2.44  このオーボエの音に何かが乗っているとは思えないが、ピッチもタイミングも良好。オーボエに比べてファゴットは少し遅れている。音に何かは、ほとんど乗っていない。
  •  2.58  ストリングスの音に急に何かが乗ってくる。さっきまでと、全然違う音だ。
  •  3.09  ホルンのタイミングは良好。音も美しい。ピッチは少し甘い。オーケストラなので平均律としての話だ。
  •  3.23  オーボエのピッチが少し甘い。最後のE音のロングトーンが少し高い。
  •  3.31  ストリングス。普通より半拍位前に弾いている。指揮もそれよりもっと前に振っている。
  •  3.38  トランペット。ピッチは少し甘い。
  •  4.15  ストリングス。もう少しタイミングは前が良い。何かが乗っているかと言えば、かなりうすい。ピッチの甘い音が混ざっている。
  •  6.09  フルート。あいかわらずタイミングは遅れている。
  •  6.39  クラリネットのソロ。タイミングは遅れている。音に何かが乗っている状態ではない。しかし、ピッチは良いのだ。
  •  7.36  ピアノの低音のリズムが聞こえる。指揮はかなり前に振っているが、この低音のリズムは、かなりゆったりしている。
  •  7.57  トランペット。ピッチが甘い。低音のリズムは、もっと前だろう。ピアノが遅れている。
  •  8.20  ストリングスのピッチカートのリズムのタイミングは、良好である。かなり前だ。
  •  8.24  ストリングスの駆け上がる遅いパッセージは、もっと緊張感が欲しい。もっと前だ。ゆるい。
  •  8.39  コントラバス。椅子に軽く腰掛けて弾いている、白人の年配のおじさん。彼のボーイング。画面上、他のコントラバスの奏者よりかなり早めに弾いているのがわかる。素晴らしいおじさんである。コントラバスを弾くタイミングでは、世界一の人と言って良い。ダンスと同じで、体の動き(フィンガリングを含む)が、一瞬早いので、映像的には、かなりシャープに感じられ、他よりすごくカッコ良く、切れがある。
  •  9.05  この辺のオーケストラ総奏のタイミングは、普通の日本のオーケストラに比べて、極端に前である。この辺を日本人の奏者は、学ばなければならない。フルートは相変わらず少し、ゆるい。
  •  9.25  ティンパニーのリズムは、少しタメていて、少しゆるい。この時間帯のティンパニーのタイミングが、この楽器の一番前の音ではない。第 4 楽章に、もっとタイミングが前のティンパニーが居るからだ。スネアは良いと思う。
  • 10.41  この辺は、クライマックスなのだが、オーケストラ全体に何かが乗っているかと言えば、それほどでもない。しかし、それは、ボストン交響楽団に比べての話で、十分美しいとも言えるレベルだ。
  • 11.05  ティンパニーのロールのタイミングも少しタメている。ロールもタイミングの前後はある。最初の音と、最後の音のタイミングで判断する。
  • 11.59  ティンパニー。 9.25 と同じ乗りである。少しタメている。全体のバランスから見ると、この位が良いのかもしれない。
  • 12.02  画面右端の白人の、椅子に腰掛けている年配のおじさん。コントラバス。切れている。その隣の日本人の奏者と明らかにズレている。日本人の奏者が遅れているのだ。しかし、コントラバス全体として見ると、タイミング的には良好である。白人のおじさんが、全体をかなり前に引っ張っている。他のコントラバス奏者は、このタイミングを学べば良いのだ。
  • 12.27  全体のピッチは 447 位である。フルートのピッチは少し低めが多い。平均律としての話だ。 A ・オクターブ上の A ・ D ・ B・ E ・ オクターブ上の E ・ A ・ F# のメロディ。2番目のオクターブ上の A は少し高い。つぎの D も少し高い。4 番目の B は、かなり高い。 5 番目の E も少し高い。 6 番目の E は低い。次の A も低い。次の F# も低い。 5 番目の E 音は、少し高いのだが、発音してすぐにビブラートをかけているのでわかりにくい。フルートと言う楽器は正確なピッチコントロールがむずかしい。ピッコロはもっとむずかしい。フルートはタイミングも少し遅れている。タメているのではない。総奏でも他より遅れているからだ。ホルンもピッチが少し不安定である。フルートの F# 音に続くホルンの D ・ B 音は、少し高い。
  • 13.08  クラリネット。 8 番目の C# 音は高いが、総じてピッチは良いと思う。が、発音のタイミングは、かなり遅れている。重症だ。ピッコロはピッチのコントロールがむずかしい。最初のロングトーンは良いが、他は少し高めが多い。
  • 13.28  クラリネットとオーボエのピッチがズレている。オーボエのピッチが高めにずれている。クラリネットは少し不安定だ。ピッチはやや低め。そして遅れている。
  • 14.11  チェロの音が、美しい。何かが乗っている音だ。左前のチェロ奏者が、右の奏者に比べて一瞬早く弾いているのが、画面上よくわかる。
  • 15.03  ピッコロのピッチはやはり甘い。出だしの F ・ G ・ A ・ Bb 音が少し高く 8 番目の F 音と最高音の Bb 音がわずかに低い。やはり遅れている。
  • 15.09  全体のピッチは、 447 位だ。位というのは、オーケストラの中に色々なピッチが聞こえるからだ。さて、バイオリンのソロ。たぶん日本人だろう。ピッチは少し甘い。先のピッコロと同じメロディ F 音と Bb 音が低い。 6 番目と 7 番目の D ・ E 音が低目、次の F ・ F# ・ A# 音が低目だ。 1 弦が少し低かったのかも・・・。本人もわかっているだろう。一弦のハイポジションのピッチはむずかしいのだ。一流のソロバイオリニストでも時々はハズすものだ。指盤を目で確認しながら弾くものではないからだ。コンサート・マスターのポジションにある方だと思うが、総奏の時のタイミングは非常に良い。しかし、それは、指揮者が引っ張ってくれるからかも知れない。ソロになると、少し遅れる。一流のソロバイオリニストが皆、タイミングが良いわけではない。半々位だ。タイミングが良ければ、フレーズにキレが出る。サラ・チャンは、タイミングが遅れる。アンネ・ゾフィ・ムターは、タイミングが遅れていない。両方とも、私の言う、 ” 悪魔の声 “を持っている。 ” 悪魔の声 ” とは,悪い意味ではない。弦楽器で、非常に深く何かが乗った状態の音を言っている。ただ美しいだけではなく、人生の残酷さ、深い悲しみ、憎しみ、嫉妬、悪意、などが乗ってくる。弦楽器は、その不気味さがよく出る楽器だと思っている。

話を戻すと、この日本人(?)のバイオリニストの音に ” 何かが乗っているか” と言えば乗っているし、本人も、そう心がけているはずだ。しかし、アンネ・ゾフィ・ムターやチェロの ジャクリーヌ・デュプレの ” 悪魔の声” ほどではないのだ。タイミングに関しても、本人はよくわかっているはず。オーケストラにおける、腕の良い日本人のバイオリニストは少ない。 尚、東京都交響楽団のコンサート・マスターのタイミングは良い。

 

第 2 楽章

  • 0.00  佐渡裕の鋭い一打の指揮から、チェロとコントラバスによる第 2 楽章が始まる。うっすらと悪魔の声が聞こえる。上々である。チェロとコントラバスによるタイミングは、少しタメた状態にある。相変わらず指揮棒の方が、チェロとコントラバスより前にある。これもチェロとコントラバスの遅れを計算して、指揮を前に出しているのだろう。最初に指揮者とチェロのトップの奏者が画面に出るが、チェロのアタックよりも指揮棒の方が前であることがよくわかる。指揮棒が、アタック(発音)の瞬間を示している訳ではない。そして、楽器のリズムの点は、アタックよりかなり後ろにある。ボーイングであることも考慮に入れると、指揮者は、聞こえてくるチェロとコントラバスのリズムの点よりも、かなり前に指揮棒を振っていることになる。しかし、聞こえてくるチェロとコントラバスのリズムは、少しタメて聞こえるが、この状態が悪いと言っている訳ではない。ベストな所にあると思う。チェロにおいては、トップの奏者よりも、2 列目、客席側の奏者の方が、少しタイミングが前にある。少しバラつきがあるのがオーケストラの良さでもあるが・・・。ピッチについては、バラつきすぎで少し濁っている。
  • 0.12  続いてホルン。先の、チェロとコントラバスのメロディよりも、少しゆるく聞こえる。タイミングはチェロより少し後ろだ。続いて、Eb のクラリネットのソロである。タイミングがホルンよりかなり前だ。そのため、フレーズにキレがある。トリルのタイミングについては、異論があると思うが、この場合フレーズ全体のキレの良さが、トリルの遅れによって失われている。音の長さのコントロールが甘く、段々と遅くなってくる。ソロの最初の音は、ピッチが少し高く、全体に少しピッチは甘い。それに続くファゴットのメロディは、伴奏よりもタイミングが後ろで、伴奏に埋もれてしまって明瞭に聞こえない。これは遅れていると言えるだろう。
  • 0.37  ストリングスの演奏だが、ここは指揮の点とストリングスの点が合っているというか、むしろ出だしはストリングスの方が、少し前である。こういう状態の時もあるようだ。第 1 バイオリン、第 2 バイオリンのトップの奏者は、両方とも他の奏者(隣の奏者と後列にいる奏者)よりも、タイミングが少し早いのが画像でよくわかる。第 1 バイオリンのトップ(コンサートマスター)は日本人だと思うのだが、すごいタイミング感を持っている。緊張感と前進感がよく出ている。こういう人は、日本のオーケストラでは非常に少ない。ストリングス全体に、一本調子のリズムで演奏している訳ではない。強弱を伴って、強い所はタイミングを前に、弱い所は少しタイミングを後ろに、弾き分けている。テンポが、揺れている訳ではない。テンポは一定で、リズムのノリが揺れているのである。いや、揺れているのではなく、揺らしていると言えるだろう。特別な事ではなく、質の良い演奏は普通こういうものである。
  • 1.15  低音の打楽器が小さく聞こえるが、ボストン・シンフォニーだったら、もっと前のはずだ。それに続く、ストリングスの音価の短い音での駆け上がりが、少し雑で、タイミングが揃ってなく、少し遅れがあり、強弱ももう少しはっきりした方が良いだろう。
  • 1.22  チューバのタイミングが遅れている。画像から、タンギングが遅いのがよくわかる。チューバは普通に吹いても遅れる楽器である。ベルリン・フィルやボストン・シンフォニーと比べるとよくわかはずだ。特に、ボストン・シンフォニーの低音楽器は前に出ている。全員がプロではないPMFオーケストラとボストン・シンフォニーを比べてはいけないのだが、あえて比べてみると、PMFオーケストラの方がピッチの甘い人が多く、濁っている。全員のピッチが甘い訳ではないが、これが一番の違いだ。管楽器・打楽器のタイミングが甘い。特に木管が遅れているのが多い。ストリングスのタイミングは、ほぼ変わらない。かなり優れている。日本のオーケストラでは味わえないキレがある。ストリングスのタイミングは良いが、ピッチは甘い人が多く、ボストン・シンフォニーに比べると濁って聞こえる。透明感に違いがある。速弾きのところも少し雑に聞こえる。音に何かが乗っているかというと、これが、ボストン・シンフォニーと同じくらい深く乗っているのだ。ただ、ピッチが甘く、透明感に欠け、少し違うものに聞こえるが・・・。当然、ストリングス全員の音に、何かが乗っている訳ではない。 5 人もこの音が出せれば、全体がこういう音になるのである。ストリングスのタイミングと、音に何かを乗せる、の2つの点で、今回のPMFオーケストラは優れている。
  • 1.27  少し急ぐことにする。ティンパニーはもう少し前だろう。
  • 1.45  バイオリンのソロ。第 1 楽章と同じ人である。ピッチはかなり良好。悪魔の声とまではいかないが、バイオリンの音に何かを乗せるということを、意識している奏者で、その為、音も美しい。タイミングも良好と言える。これに続くフルートは、バイオリンと同じフレーズを吹くが、バイオリンと比べて少し遅れている。その為、少し暗く聞こえている。ピッチも高い音が甘く、少し高めにはずれている。プロでもフルートはピッチのコントロールが難しい。
  • 2.30  それに続く総奏。タイミングは素晴らしい。このリズムのキレは N 響にはないものだ。特に、コントラバス・チェロのタイミングが素晴らしい。バイオリンも良いと思う。しかしピッチは甘い。
  • 3.30  バイオリンのピッチカートだが、キレがあってタイミングも良い。このコンサートマスター、かなりの優れ者だ。バイオリン群の中でも、一番前にピッチカートを弾いている。あたりまえだが・・・。次にチェロのピッチカートだが、少し遅れていて暗い。
  • 3.56  全ストリングスでのピッチカートだが、全体のリズムのキレは素晴らしい。音も美しい。何かが乗っている音である。
  • 4.07  続いてテーマの総奏。音が美しい。何かが乗っている音である、タイミングも素晴らしい。

 

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